ピュア子は我が家にやってきましたが、
そこから稀に見る波乱万丈の人生(猫生?)が始まるとは、
誰が予想できたでしょうか。
(いや、誰も予想できなかった。←反語的表現)
その1はこちら。
ようやく家にも慣れ、
順調に育つかに見えたピュア子を最初の不幸が襲います。
それは、避妊手術の折でした。
以前通っていた獣医が店を畳んだため、
新たに連れて行った獣医の一言。
「このネコは、生まれつき肝臓が悪いようですねぇ」
育ち盛りのピュア子は、老人が食べるような低たんぱくフードを
食べることになりました。
さて。次にピュア子にふりかかった災いは、
言わば自業自得。
なんと、家出してしまったのです。
それは、飼い主Aが洗濯物を干すために窓を開けた些細な間隙でした。
部屋に戻って30分ほど後、
「ん? ピュア子がいないように見えるが・・・・・・」
はい。こっそり出て行ったのです。
「開けてくれ」「入れてくれ」という素振りは全くありませんでしたので・・・・・・。
下は、捜索用の貼り紙に使った写真です。
近所のスーパーや、酒屋さんなどに頭を下げて回って、
貼らせていただきました。
しかし、何の情報も寄せられません。
何度か飼い主AとBは家の周囲を自ら捜索し、
大声を張り上げながらピュア子を探しました。
3日後、その瞬間はやってきました。
いつものように探す飼い主Bの目に、
建物の床下換気窓にうずくまり、返事もせずにジロリとこちらを見ている
ピュア子が映ったのです。
飼い主A:「返事ぐらいしろよ・・・・・・」
ピュア子は「動物のお医者さん」のフクちゃんのように
ドロだらけになり、野良猫にやられたのかケガをし、
痩せていましたが、どうにか生きながらえました。
しかし、これぐらいでは治まりません。
運命はピュア子に、さらなる試練を次々と与えていったのです。
その内容は次回。乞うご期待!