ピュア子の飼い主です。
デジカメの賢い選び方は?
という今回の話も、はや3回目です。
なぜ手ブレ補正がついていないfinepix f30の評価が高いのか?
という話でした。
あくまでfinepixファンの口コミ情報ですが、
読み込むにつれてだんだん事情がわかってきました。
panasonicがLumixで仕掛けた「手ブレ補正」ブーム。
これは、要するに撮影時の手のブレを感知して
補正レンズが動き、ブレを打ち消すという仕組みです。
今や最新機種において搭載されるのが当たり前になっている
この機能は、どうやら高い品質の高感度撮影ができなかった
時代に、各メーカが対処策として導入したもののようです。
しかし、fujifilmだけは早くから高感度撮影を開発し、
finepixに搭載していたらしいのですね。
高感度撮影という機能の方は、
映像の電子素子への記録を高い感度で行うことによって、
弱い光でも正しい映像が構築できるものです。
つまり暗いところでも早いシャッター速度で撮影できるので、
手の震えに対しても、被写体の動きに対しても、
両方にブレが少ないというワケです。
二つの機能は、双方に利点と欠点があります。
手ブレ補正は感度に関係ないので、低い感度のまま撮影ができます。
高感度撮影は感度が高くなる副作用として、
写真にザラつきが生じるのですが、それを避けられます。
ですが一方で、手のブレにしか効きません。
高感度撮影はシャッター速度を早くできるのであらゆるブレに
有効ですが、反面ザラつきが生じやすいのです。
それで、最新の機種はほとんどが、
この二つを両方搭載しています。
双方で補い合おうというわけですね。
さて、ようやく結論になりますが、
finepix f30は手ブレ補正を搭載していません。
それは、それが必要ないほどの品質の高い高感度撮影だから、
らしいのです。
例えばLumixやixyのISO200とfinepixのISO800がほぼ同じ
レベルです。
ということは、他の機種がちょっと暗いかな~と思って
手ブレ補正が働く状態のときに、finepix f30は同じぐらいの
美しさで高感度撮影できるわけですね。
説明したように、同じレベルなら、
手ブレ補正よりも高感度撮影の方がいいに決まっています。
被写体の動きによるブレも防げるからです。
これが、finepix f30があえて手ブレ補正を搭載していない
理由です。
(今後はブームに引っ張られて搭載するかもしれませんが)
このことを知ったとき、私は「f30ってかっこい~」
と思いました。
だって、なんか硬派な感じじゃないですか。
実際、価格コムの口コミによる人気ランキングでは、
並み居る最新機種を抑えて、
しかも新モデル発売直前にもかかわらず、
f30は堂々の2位でした。
メーカーとメディアが一体になった
宣伝戦略だけに踊らされていると、
当然のように「今旬の機能がついているかついていないか」、
という点だけが大切のように思えます。
しかし、ものごとの本質はそんな甘いものじゃない。
それを改めて教えられた気になりました。
そして、オークションでは通常2万8千円ぐらいの相場で
取引されているこのf30が、
近くのリサイクルショップで偶然2万5千円だったので、
私はf30を選んだというわけです。
(都心部では新品がこの価格のようですが、
田舎では十分に安いです。)
おまけとして、動きのある被写体を
gigashotとf30の双方で撮影しましたので、
元のサイズのまま載せておきます。
どちらがどちらで撮影したものかは、一目瞭然なので書きません。
(Lumixやixyと比べられないのが残念ですが。)
ちなみに、f30は自動的に「十分明るい」と判断して
フラッシュが作動せず、
gigashotはフラッシュが作動しました。
汚い部屋が写っている周囲の部分のキメなども見てください。
gigashotは500万画素でフラッシュあり、
f30は630万画素でフラッシュなしの写真です。
画素の多さだけでは、デジカメのスペックは計れませんね。
デジカメの話はこれで終りです。
※ finpix f30は左上のオススメ情報から購入できます。
セナママ
ほうほうほう。。興味深かったです。
私も以前ファインピックス使ってましたけど
(初期のものです)
すごく満足感が高かったのを覚えています。
その後ソ○ーに買い換えたら値段ばっかり高くて
移りが悪くてすごく後悔しました。。
今はキヤノンです。
2006年11月21日(火)00時33分 編集・削除