アメリカのNASAが、
誕生した直後(130億年前!)の宇宙の写真を撮ったらしいミャ。
一体、どうやったらそんな写真が撮れるの?
そもそも、130億年前なんて誰もいないのに、
どうやって宇宙が生まれたかなんて、なんでわかるの?
ピュア子はさっぱりわからないニャム・・・・・・(;´Д`)
ピュア子
「どうしてニャム?」
ご主人様
「人間様は、ピュア子と違って偉いんだよ」
ご主人様
「ごくごく簡単に説明するよ。
遠くの宇宙を望遠鏡で観測したときに、
その光に『赤方偏移』が見つかったんだ」
ピュア子
「『赤方偏移』って?」
ご主人様
「救急車や消防車が遠ざかっていくときに、
音が変わるだろ?」
ピュア子
「ああ、ピーポーピーポー→ポーピーポーピー・・・・・・って感じニャムね」
ご主人様
「音は音波っていう波なんだけど、光も波なんだ。
遠くの宇宙からやってくる光が、
この救急車の音みたいな弱まり方をしてたってことさ」
ピュア子
「なるほど。それで、『遠ざかってる』ってことニャム?」
ご主人様
「そうそう。そうすると、
時間をさかのぼってどんどん遠くの宇宙が近づくと、
最後は一箇所に集まるよね。
つまり、最初は小さい一つの点から始まった、ってワケさ。
もう一つ証拠がある。
そうやってごくごく小さな点に全ての物質が集まってるってことは、
物凄く高圧高温になるんだ。
そうすると、光が物質に吸収されたり放出されたりして、
まっすぐ進めない。
でもいつか大きく広がって温度が下がったときに、
まっすぐ進める瞬間が来る。
そのときの光が宇宙には残ってるはずなんだけど、
実際に観測されたんだ。宇宙背景放射って言うんだけどね。
もう一つ軽元素の量ってのもあるんだけど、
それはややこしいから省くね」
ピュア子
「へえぇ~。人間って凄いニャムね。よくそんなこと思いつくミャ」
ご主人様
「それで今回は、望遠鏡で撮影した写真から、
宇宙が誕生してから10億年までの光だけを残して
作ったんだね」
ピュア子
「でも、一つの点から爆発する前はどんなだったニャ?
なんで爆発したニャム?」
ご主人様
「それは現在の科学でもまだわかんないんだ。
私には仮説があるけど、また今度話すよ」
ピュア子
「いろいろ想像しながら夜空を見ると、
星もいつもと違って見えるニャムね」